【不妊治療】30歳結婚6ヶ月で不妊治療を決めた私の決断

セロリ
セロリ

こんにちは。セロリです。
私は30歳のときに妊活を始め、結婚から半年で不妊治療を開始しました。そして2年6ヶ月の治療を経て、ようやく第一子を授かることができました。

このブログでは、過去の私と同じように悩みながら治療を続けている方へ、少しでも寄り添えるような体験を発信しています。今回は、私が不妊治療を始めたきっかけや当時の気持ちをお話ししたいと思います。

このブログは、筆者自身の不妊治療の経験をもとにした個人的な記録・感想です。
医療に関する判断や治療については、必ず専門の医師・医療機関にご相談ください。

結婚半年で「不妊」の2文字が頭をよぎった

私は当時仙台に住んでいました。夫は会社員(サービス業)、私はWEB系企業でパートとして働いていました。
結婚したのは29歳のとき。「できれば早く子どもがほしいね」と、夫婦で自然に話していました。特に焦りがあったわけではありませんが、付き合って同棲していた期間が長かったこともあり、早めに妊活を始めようと意識していたんです。

6ヶ月ほど自己流でタイミングを取っていましたが、なかなか結果が出ず。
あるとき「半年間妊娠しなければ、不妊の可能性がある」というネット記事を読んで、急に不安になりました。

「もし、私たちに何か問題があったらどうしよう」
「生理痛も重いから、もしかして病気かもしれない?」

そう思うようになり、「自己流のタイミングだけでは限界がある」と感じて、婦人科を受診することにしました。

病院選びと、治療スタートの不安

最初に通ったのは、自宅から近い、住宅街の中にある婦人科クリニックでした。不妊治療専門ではありませんでしたが、まずは検査だけでもと考えての受診でした。

検査の結果、私にも夫にも明らかな異常は見つかりませんでした。
でも、異常がないということは、これといった対処法もなく、「原因不明」のまま治療を進めるしかないという難しさを知りました。

また、そのクリニックには妊婦さんも多く通っていて、診察の待ち時間には何度も「お腹の大きい方」とすれ違いました。
「私はまだ授かれていないのに…」と、自然と心が沈んでしまうこともありました。
治療のために通っているのに、傷ついて帰る日もあったのを覚えています。

仕事との両立の壁と、パート継続の決断

当時、私はパートとはいえ平日の9時~18時までフルタイムで働いていて、職場から「正社員にならないか」という打診を受けていました。でも、不妊治療をしたい気持ちが強く、「急な通院が必要になるかもしれない」「体調が読めない日もある」と正直に相談したところ、「それなら今のままの働き方の方が融通が利くと思う。仕事は何歳になってもできるけど、妊娠にはリミットがある。」と助言してもらいました。

自分のキャリアを諦めるような気持ちになったこともありましたが、「いまは妊活を最優先にしよう」と心を決めました。これは、私の人生でとても大きな決断だったと思います。

治療の第一歩を踏み出したことが、未来につながった

今振り返れば、あのとき「もう病院へ行こう」と早めに動いたことが、のちのステップ(人工授精や体外受精)につながる大きな一歩でした。

不妊治療は、想像以上に体力も精神力も必要です。そして、いつ終わるか分からない不安との闘いでもあります。
私も、何度も涙を流し、心が折れそうになったことがありました。
でも、支えてくれたのは夫の存在と、「同じように悩んでいる人がいる」と思えたことでした。

今、こうして無事に子どもを授かり、穏やかな日々を送れるようになった今でも、あの頃の自分を忘れることはありません。

最後に|これから治療を始めるあなたへ

「病院に行くのは早すぎるかな?」
「周りに相談できない…」
そんなふうに悩んでいる方へ、私から伝えたいのは——

迷っているなら、まず一歩を踏み出してみてください。

治療がうまくいくかどうかは誰にもわからないけれど、行動することで得られる「安心」や「情報」はきっと力になります。
そして、あなたは決して一人ではありません。

次回は、私が最初に受けたタイミング療法の体験について詳しく書いていきますね。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。